chromebookは買って良いのか?買ったらダメなのか?

昨今、PC用OSのchrome OS(chromebook)が爆速でシェアを奪いつつある(※参考)。
そこで、旧ノートPCがちょうど一台空いていたので、cloudreadyをインストールして、興味本位半分、実務半分でchrome OSというものがどういうものなのか、かつ、chrome OSは現在の作業環境(言い換えれば作業スタイル)にマッチしているのか評価してみた。

cloudreadyとはchrome OSの元となるOSで、オープンソースで開発されているchromium OSをNeverware社がビルドして一般のPCにもインストールできるように無料で配布しているOSだ(正式なchrome OSはリリースされていない)。cloudreadyと正式なchrome OSとの違いはGoole Playが使えない(Goole Play経由でAndroidアプリが入れられない)程度の違いしかなく、まんまchrome OSと言ってもいい。
(そういえば、Neverware社がGoogleに買収されたので、cloudreadyがどうなるのか心配だ)

chromebookは正式なchrome OSが初めからインストールされており、chrome OSで動くことを前提にハードウェアベンダ各社が調整しているPCだ。chrome OSは低スペックマシンでも動作することを目的に作られている。従って、ハードウェアもソフトウェアも安価なため、非常にコストパフォーマンスに優れた環境が用意できる。つまり、機体の購入金額がWindows機やMac機に比べて圧倒的に安いのだ。これは教育機関のような潤沢な資金をITインフラに投資できない組織においては非常に優位となる。これが「chrome OS(chromebook)が爆速でシェアを奪いつつある」理由の一番大きなところだろう。

僕がインストールしたマシンも、CPUが数世代以上前のもので、今では全く使い物にならないほど低スペックのものが搭載されていて、かつ、メモリも2GByteしか積まれていない(最新のWindows10は全く動かないスペック)。つまり、chrome OSがなければ廃棄直前のマシンであり、chrome OSを入れて評価するにはうってつけのマシンだった。これにchrome OSの亜種であるcloudreadyを入れてchrome OSの評価をしてみた次第である。

その結果、「chromebookは買いなのか?」について自分の中でいくつか見えてきたことがあるので、文章にまとめてみた次第である。

いま「chromebookは買いなのか?」と検討されている諸氏の参考になれば幸いである。
なお、以下のお話は「PCを買いたいけれど、何を買ったら良いかわからない」人に向かって書いている。普段からガジェット系の記事を読み漁っていて、すでにPCを何台も持っているガジェヲタな諸氏には「当たり前の知識」かもしれない。しかし、ガジェヲタとしてではなく、IT機器メンテナンスを生業(副業ではあるが)とする小生の少しばかり俯瞰した目線を感じてもらえたら幸いである。

まず「できること(メリット)」と「できないこと(デメリット)」を整理してみたい。

【メリットその1】
PC版フル機能のChromeが使用できる

PC版Chromeブラウザのフル機能が使えることは大きなメリットとなる。普段使っている拡張機能などもそのまま動く。これは正直びっくりした。多少制限はあるのかと予想していたが、以前から使っていたWindowsPC版と全く同じ構成でChromeブラウザが使用できた。もちろん、パスワードやブックマークなどの同期も行うことができる。これがAndroidタブレット版Google Chromeブラウザしか使えない、などという状態であったらchromebookの評価は真逆であっただろう。しかしそうではない。PC版フル機能で動く。ブラウザとしてはパーフェクトだ。
昨今、ブラウザベースでの作業が増えている、というか、全ての作業がブラウザベースに移行しつつある(これはGoogleの影響が大きい)。メール送受信にしかり、ドキュメント作成にしかり、余暇の過ごし方すら「Youtubeをみる」になっているため、フル機能のChromeブラウザがあれば、ほとんどのことは事が足りる。加えて言えば、システム開発においても、プログラミングをブラウザベースの環境で行うことも主流になってきており(つまり、開発環境を整えなくても、どこでも開発作業ができることを意味する)、システム開発の現場でさえ「ブラウザさえあれば、ほとんどのことは事が足りる」状態になりつつある。

【メリットその2】
GoogleアカウントがそのままPCログインアカウントになっている

これは人によってはデメリットかもしれないが、Googleのログインアカウント(GMailアドレスをIDとしたアカウント)がそのままPCのログインアカウントになっている。どうやらそれ以外の選択肢(PCへのログインアカウントとGoogleアカウントは分けたい、など)はないようだ。ある意味シンプルで僕にとっては高評価だ。旧来のWindows機のようにPCログインアカウントとGoogleアカウントが別で、「あれ?Windowsのログインアカウントなんだったっけ?」などと悩む必要はない。GoogleアカウントのログインIDとパスワードさえ覚えておけばいい。また、chrome OSにログインすれば、Chromeブラウザが全てのサイトのIDとパスワードを記憶してくれているので、本当にGoogleアカウントのログインIDとパスワードさえ覚えておけば良いのだ。
また、他人にPCを使わせる際にも、自分のログインアカウントを渡す必要はない。使用者がGoogleアカウントを持っていればいいのだ。昨今ではGoogleアカウントを持っていない、なんて人は少ないだろう(Android端末を持っている人は強制的にGoogleアカウントを持っているわけだし)。同一PCを多人数で使い回すのに非常に適している。

【メリットその3】
低スペックでもサクサク

正直、これにはびっくりした。Windowsなどでは正直使い物にならないくらい遅かったPCが普通に使用できるレベルのPCに様変わりした。モタつく様子も一切ない。もちろん、低スペックPCなので、爆速でヌルヌル動作というわけにはいかないが、クルクルアイコン(処理中アイコン)を強制的に眺めさせられることはほとんどない。爆速PCから乗り換えた場合は別として、低スペックなPC(5年以上も前の低スペックのnetbookクラス)であってもほとんどストレスなく使用できるレベルと言って良い。つまりこれが何を意味しているかというと「chromebookに高スペックは必要ない」ということが言える(昨今のchromebook人気で高スペックなchromebook機が発売されているが、これには疑問を感じざろうを得ない)。

【デメリットその1】
Chromeブラウザ以外のアプリケーションがインストールできない

chrome OSは「Chrome」の名を冠しているだけあって、Chromeブラウザを使用することのみに主眼を置いている。そのため、他のアプリケーションのインストールが一切できない。つまり「Chromeブラウザでできないことはchromebookにはできない」のだ。正直、ここをクリアしないと「chromebookを使う資格」がない。
一方で、正式なchromebookを購入すれば、Google PlayからAndroidアプリをインストールできるようだが、各所の評価をみているとほぼ使い物にならないようだ。とりあえずインストールできる、程度で、実作業に耐えられるクオリティではないらしい。従って、Androidアプリのインストールはオマケ程度と思っていて良い。
実は、chrome OSにはLinuxにインストールできるアプリケーションがインストールできる。ただし、これは万人に可能なわけではないので「原則はできない」として評価しようと思う(Linuxに関する知識を必要とする)。もちろん、ネット上の先人の知恵を借りて、個人で頑張ればChromeブラウザ以外のLinux用アプリケーションのインストールが可能だ。

【デメリットその2】
安定性に欠ける?

これは僕個人の環境に原因があるかもしれないが、検証中に音が出ない、頻繁にフリーズする、などの不具合が多発した。もちろん、僕が評価に使用したPCの問題かもしれないが、chrome OSは発展途上のOSのため、安定稼働には難があるといわざろうをえない。もちろんchromebookは各メーカーがchrome OSで稼働するように調整&検証している機体のため、僕のような中古PCよりかはマシだとは思うが、他のOSに比べて、安定性は期待できないだろう。さらにいえば、chromebookは安価なハードウェアで動くことを身上としているため、安定性にかけるハードウェア(例えば中国製の安価で低品質なパーツ類を寄せ集めた機体)で動かされることが多い。これらの理由により、chromebookを使うのであれば、安定性の欠如を覚悟の上で使用することが求められる。

ここまでメリットとデメリットをあげてみた。
以下より、本件の主題である「chromebookは買って良いのか?買ったらダメなのか?」について考察していきたいと思う。

chromebookは使用環境を選ぶPCであると思っている。つまり、このPCを使用するに当たっては使用する場面(状況)を選ぶと言い換えて良い。

ところで、PCを使用する場面といえば「仕事利用(ビジネスユース)」か「個人利用(パーソナルユース)」に大別される。まず「仕事で使うPCをchromebookにして良いのか?」について考察してみた。

【ビジネスユースで買って良いパターン1】

キーワードは「MS-Office」になる。マイクロソフトのOffice製品を日常から「使用していない」のであれば「買って良いパターン」に入ると思っている。例をあげるとすれば「MS-Office」ではなく「Google Workspace(Googleが作っている完全ブラウザベースのOffice製品群及び、業務支援製品群)」を採用している場合などだろう。日常的な作業をMS-Officeに頼らず、無料で使用できるGoogleスプレッドシートやGoogle Docsを使用している場合は迷わずchromebookを検討すべきだ。「Google Workspace」を採用している場合、おそらく、Windowsネイティブのアプリケーション(Windows機にしかインストールできないアプリケーション)を仕事上で使っていることが少ないと思われる(クラウドベースに移行できる文化をもつ組織が旧態依然の手法を放置していることの方が少ないであろう、という僕の経験上の意見)。このような場合、安価でコストパフォーマンスに優れるchromebookの導入を検討する価値は大いにあると言える(というか個人的にはGoogle Workspaceを導入している時点でchromebookの導入も視野に入っていると思われる)。
逆に、旧態依然としたインストール型のマイクロソフトのOffice製品を日常から使用していて、「Google Workspace」や「Microsoft 365 for the web」などのクラウドベースに切り替える気がない場合、chromebookの導入は難しいだろう。前述のように、必要なアプリケーションが一切入らないchromebookは検討する価値すらないと判断されるだけだ。

【ビジネスユースで買って良いパターン2】

組織内に異なるOSのPCが存在している場合は「買って良いパターン」に入ると思っている。つまり、社内でWindows機とMac機が混在している場合などは、chromebookの導入を検討する価値は大いにあると言える。そのような組織の場合、chromebookの利点と欠点を率直に判断した上で、組織内の「大人の事情」を考慮せずに検討できる余地があるからだ。そのような組織の場合、業務状況に応じて必要な機材を自由に選択して使用する文化がある。ただ、そのような組織の場合、機材の運用は実務者に一任される場合がほとんどで「個人のスキルと会社の許容するセキュリティの範囲において」という個人責任の範疇で自由な行動が許されている文化であると言える。このような場合は、安価でメンテナンス性も抜群に良いchromebookをぜひ検討してみて欲しい。加えて「アプリケーションがインストールできない」というのはセキュリティ的にも安全性が高い(もちろんセキュリティが万全という意味ではなく、マルウェア等の悪意のあるアプリケーションがPC上に混入しずらいという意味で)。
逆に、組織内のOSがWindowsで統一されている場合や、組織で調達するPCが決められているなどの場合は、前述も挙げた「大人の事情」が発動してしまい、そもそもchromebook導入の検討を行うことすら難しいと思われる。この場合、chromebookの利点や欠点の問題ではないのだ。「組織としてダメだと判断しているからダメ」や「今まで使ったことがないからダメ」、「情報部門がダメと言っているからダメ」などという部分で判断されるため、chromebook導入の検討を行うことすら難しい。

次に、個人でchromebookを導入する場面を考えてみたい。

【パーソナルユースで買って良いパターン1】

キーワードは「PCでゲームをするか」だろう。PCゲームをしないのであれば、パーソナルユースでPCを利用する場合、前述の通り、ブラウザ環境だけで全て事が足りる。パーソナルユースのため、安定性を気にすることもない。しかも安い。大いに検討する価値はあるだろう。
逆に「PCでゲームをする」ユーザにとって、chromebookを選択することはありえない。一時期、PCのブラウザゲームが流行ったが、それらのゲームは全てスマホゲームに移行した。つまり、いま人気のPCゲームは全て、アプリインストール型のヘビーなゲームばかりである。当然ながら、これらのアプリインストール型ゲームはchromebookでは動かない。従って、繰り返しになるが、PCゲーマーがchromebookを選ぶことはありえない。

【パーソナルユースで買って良いパターン2】

あえて一つ話題を提供するとすれば、キーワードは「Androidスマホを使っているか?」だろう。別にiPhoneユーザだとchromebookは使えないというわけではないのだが、やはりGoogle謹製のOSなだけあってAndroidスマホと相性が抜群にいい。「iPhoneユーザだったらMacでしょ」という意見と同じだ。Androidスマホユーザーはchromebookの購入をぜひ検討してみてはいかがだろうか。

【パーソナルユースで買って良いパターン3】

最後のキーワードとしては「ワタシにはお金も技術も根性も時間もない!!」だ。繰り返しになるが、chromebookは安いのである。しかもほぼメンテナンスフリーだ(Windowsのようにアホほどアップデートがくることもない)。何も知らなくてもGoogleアカウントさえあればログインできてしまうし、ブラウザしか使えないので、迷うことは一切ない。インターネット時代創成期にあった「PCでネットを使うためのお勉強」なんて一切必要ない。買ってきて、箱から出して、スマホと同じWiFiに繋げて、GoogleアカウントでPCにログインして、Chromeブラウザを立ち上げるだけだ。逆にそれしかできない。できることが少ないという事をここまで利用者のメリットとしているOSはないだろう。そう、ここまで書いていてお気づきかと思うが、chromebookはITリテラシのない子供や老人が使うにはうってつけなのだ。だからこそ教育現場で多数採用されているのだ。
加えて言えば、一家で同じPCを共有することにもchromebookは向いている。Googleアカウントさえ別なら各人のプライバシーは守られる。お父さんの不倫メールも、お母さんの無駄買いショッピングも、お兄ちゃんのエロ動画閲覧履歴も、お姉ちゃんのパパ活も、Googleアカウントが漏れなければ誰にもバレやしない。なんて素晴らしい。しかも価格が安くて、バッテリーも保つなんて、もう買うっきゃないでしょ。

【総論】

色々と述べてきたがchromebookを導入できるか否かという点は「Chromeブラウザでできないことはchromebookではできない」という仕様を自身の作業環境(あなた自身の使用状況)に如何にフィットさせるか、という点を考えることに尽きる。この点をクリアできるのであれば、最高のコストパフォーマンスを発揮する機体をあなたは手にする事ができるだろう。ついては、chromebookご興味があるのであれば「chromebook」というキーワードではなく「Chromeブラウザ単体でどこまでの事ができるのか」についてご自身で調査されることをおすすめする(実は、大概の事ができてしまう)。
繰り返しにはなるが、chromebookというものはシンプルなOSだ。だからこそ安いし、低スペック機でもサクサクと稼働する。その代わりできることは限られている。chromebookを手に入れたい、自分の作業環境(言い換えれば作業スタイル)にマッチさせたい、というのであれば、自分の作業スタイルをchromebookに合わせる必要がある。chromebook側がこちらの作業スタイルには合わせてはくれない。つまり、Googleという巨人が強力なツール(最適な作業スタイル)を提案してくれている、と思えばいい。それに乗るか、拒絶するかはあなた次第だ。Googleの「口車」に乗れば確実にベネフィットを得られるだろう。
ところで、実際にchrome OS(cloudready)を触っていて思ったのだが「機体の価格が安い」かつ「操作がシンプルである」というこの2つの利点が生み出すインパクトはそれはそれは凄まじい威力であると感じた。また、Windows機が近代のビジネスシーンのど真ん中に君臨して久しいが、様々なビジネスアプリケーションやエンターテインメントがブラウザのなかに凝縮されていく昨今、Windows機の牙城をchrome OS機が席巻する日も近いであろうとも感じた。アップルから突如として発表されたiPhoneがフィーチャーフォンの世の中を席巻したように。

以上だ。
如何だったであろうか?
chromebookの購入を検討する参考になれば幸いである。

TP-Linkのネットワークカメラ「Tapo C200」で老齢母親の見守りシステムを構築したよ

TP-Linkのネットワークカメラ「Tapo C200」をつかって老齢な母親(おばあちゃま)の見守りシステムを構築したお話し。

まぁ普通のネットワークカメラなんだけど、Amazonで評価高かったし、有名メーカーだし、そんなに高くなかったし、予備のmicroSDとかあったし、Amazonでクーポンでてたし、でお試しで導入してみたらこれがバッチリハマったのでご報告。

TP-Linkのネットワークカメラ「Tapo C200」の購入目的は
「実家で一人暮らしの老齢な母親(遠距離)が元気に生活できているか確認したい」
です。

要件はこんな感じ。

(要件1) ずっとカメラを監視することはできないし、したくない。

母にもプライバシーってものがあるし、僕もそんなに暇じゃないので、常時カメラ動画を眺めてることなんてできない。ただし日中の行動時間帯は自動で監視をしていてほしい。

(要件2) 1日に数回のレベルで母親が活動していることを通知してほしい。

1日に数十回というレベルで通知がきても逆にウザいので、適度な通知が来るレベルにしたい。

(要件3) 通知はスマホにしてほしい。

僕はスマフォの通知をスマートウォッチに飛ばしているのでスマホの通知という形式で飛ばしてほしい。メールよりアプリの通知にしてほしい。

(要件4) 母親が元気に活動してくれていることが通知でわかればいい。

前述同様に「母親が元気に活動している様子を見たい」わけではないので、通知だけくれればよくて、カメラの画質とかあまり必要ない。ぶっちゃけ録画してくれなくてもいい。

っということでTP-Linkのネットワークカメラ「Tapo C200」を購入。特にちゃんと調べたて購入したわけじゃないけど、偶然にも僕の要件にピッタリフィットしていた。

まず「Tapo C200」でできることをご紹介

  • すべての設定をスマホアプリで完結。
  • 監視動画のチェックもスマホで行う。
  • スマホとカメラは同一ネットワークに居なくてもよい(外部ネットワークからアクセス可能)。
  • カメラは水平方向360度設定が可能。
  • 逆に垂直方向は114度しか回らない。
  • カメラに指定位置を覚えさせてワンクリックで角度変更が可能(画角を覚えさせることができる)。
  • 動態検知機能が搭載されている。
  • 動態検知したときのみカメラ録画がされる(常時録画も可能)。
  • 動態検知したときスマホアプリ経由で通知がくる。
  • 動態検知が動作する時間を細かく設定できる(夜間は動作OFFとかできる)。
  • 照明を消したときのナイトモードが地味に優秀。
  • 正直、音声通話はオマケ程度

っということで、我が家の「おばあちゃま見守りシステム」の設定をご紹介。

(POINT1) まず常時録画はOFFで。動態検知時間は朝7:00~夜20:00まで。

僕と違って夜は早めにねるヒトなので夜間は動態検知する必要なし。っというか夜間にバシバシ通知こられても困るし。

(POINT2) カメラは常にリビングのメイン窓に向ける。

これにより朝夕のカーテン開け/閉めのみ動態検知される。

行動監視を「カーテンの開け/閉め」にフォーカスすることで必要な行動検知が可能。逆にそれ以外の行動検知を排除するような画角にすることで雑音(無意味な通知の乱発)を排除している。

カメラの設置場所は「カーテンの開け/閉め」の際に動態検知できればよいので部屋の片隅で問題なし。もちろんWiFi(無線LAN)と有線による電源供給は必要だからご留意いただきたい。

以上。

とても簡単。

こんな状態で1週間ほど運用してみた結果、1日に5~6回の通知が毎日くるようになり、非常に機能的にシステム稼働しています。

「Tapo C200」じゃなきゃできないこと、じゃないけど、ネットワークカメラと動態検知機能をつかった独居老人の見守りシステム構築例でした。

ちなみに、TP-Linkの「Tapo C200」お値段は、Amazonで単体4,190円に700円クーポンがついて、合計3,490円で買えます。「64GB microSD」がついてるバージョンもあるけど、それにすると700円クーポンつかないので、別で買ったほうがいいかもね。

僕は、「Tapo C200」用のmicroSDとして「東芝 microSDXC 64GB 100MB/s THN-M203K0640 UHS-I Toshiba」これを入れてつかってます。参考までに。

屋内TVアンテナをWiFi化してスマフォやタブレットでTVを見る ~「DXメディアコンセント」のレビュー~

DXアンテナ株式会社の「DXメディアコンセント」はiOSやAndoroidのスマートフォンやタブレットでTVを見ることが出来る機器である。
先日、この「DXメディアコンセント」を我が家に導入したのでそれのレビューをしてみようと思う。

DXアンテナ株式会社「DXメディアコンセント」

この機器を一言で言えば、屋内のTVアンテナをWiFiに変換する機器である。この機器を設置すると、専用アプリを使ってスマフォやタブレットでTVを視聴できるようになる。
WiFiは既存の無線LANルータを使用して家庭内LAN内に飛ばす形になる(つまり、既に無線LANブロードバンドルーターが家にあればWiFi設備を別途購入する必要はない)。
また、使用するTVの電波はワンセグではなくフルセグになる。

設置方法と設定方法はとても単純かつ簡単だ。
DXメディアコンセントをTVアンテナ端子にぶっ刺して、「AOSS」や「らくらく無線スタート」などの簡単WiFiセットアップ(WPS)をつかって無線LANルータと接続するだけ(逆にこれしか設定方法がない)。
また、機器がTVアンテナ端子にそのまま刺さるので、ケーブルやアダプタは不要である。
家庭内無線LANに接続完了後はスマフォで専用アプリを立ち上げると、自動的にDXメディアコンセントを認識してスマフォにTV画面が表示される。

実のところ、このDXメディアコンセントは類似の製品があまりみあたらない。
TVアンテナを接続できる無線LANルータや、車載用ワンセグ受信機器は他社からいくつか販売されているのだが、屋内にあるTVアンテナ端子をWiFiに変換するお手軽な機器はあまりない。
(・・というか屋内でTV見るなら普通にテレビで見ろよ、って話なんだろうけど)
普通、無線LANルータなんてすでに一家に一台あることが多く、TVを見るためだけに1万円以上の投資をして、TVチューナー付無線LANルータをわざわざ新設するのも無駄というものだ。
また、車載用のチューナーは基本的にワンセグのため、受信感度は機器のアンテナと建物の構造などに左右される。つまり、機器の設置場所によっては、ワンセグ電波の受信状況が悪く、画像がまったく映らないこともかなりの確率で起こりうる。
ぶっちゃけ、TVが見られるならワンセグでもかまわないのだが、家の中のどこでも「確実に」TVを見ることができる環境がほしいのだ。場所によって映ったり映らなかったりは正直こまる。その点、DXメディアコンセントは屋内のTVアンテナ端子を使用するので確実にTV電波を得ることができるし、WiFiが届く場所であれば映像が乱れることもない。
加えて、DXメディアコンセントの利点として最も大きいのが、価格が非常に手頃なのだ。
Amazonなどで5000円以下で購入できる。
これならあまり深く予算のことを考えずに購入できる価格帯だ。

我が家では、iPadを使ってTVを見たい、朝は台所で、夜はベッドの中で、という希望からDXメディアコンセントを導入した(なお我が家にはTVという家電は一台も存在していない)。
実際にDXメディアコンセントを設定してiPadでTVを視聴したところ、何の違和感も無くTVを視聴することができた。
画像が停止することも一切なく、まさにiPadがそのままTVになった。
正直、ここまでストレス無くTVが見れるとも思っていなかったし、箱出しから10分で設定が終わるとも思っていなかった。
5000円弱の投資でiPadがTV化できるならば、非常にお買い得だと思う。
別宅にもう一台買ってしまおうかと思っているくらいだ。

唯一不安なのが「モアテレビ」という専用アプリの存在だ。
ただ、アプリの品質を問題視しているわけではない。
この専用アプリ「モアテレビ」の出来は非常によい。
余計な機能が一切無く、操作に迷うこともない。
起動も早い。
動作には一切文句はない。
しかし、おそらくDXアンテナ株式会社が独自で作っているアプリだと思われるが、今後のiOSやAndoroid OSのアップデートに対応してくれるのか?という点が非常に不安だ。
iOSやAndorid OSがアップデートされた場合、セキュリティや他アプリの都合上、iOSやAndoroid OSをアップデートしないわけにはいかない(なぜならOSアップデートは既存の脆弱性を解消するものがほとんどなのだから)。
しかし、モアテレビが新バージョンのOSに対応してくれない場合は、モアテレビが使えず(最悪の場合、アプリの起動すらできなくなる)DXメディアコンセント自体がゴミと化す。
機器のコンセプトやレスポンスが非常に良いだけに、いろいろな機器で長く使い続けたいが、ベンダーのアプリ保守体制だけが非常にきがかりだ。

【これは絶対に買い】エイスースのモバイルノート 11.6型ディスプレイ ASUS VivoBook E200HA を3か月ほど使ったのでその感想とレビュー

ASUS VivoBook E200HAのベンチマークについて

(のちほど別記事で記載予定)

ASUS VivoBook E200HA ゴールド

ASUS VivoBook E200HAの使用感について

自分がASUS VivoBook E200HAで常時起動しているのは以下のアプリだ。

  • Mozilla Thunderbird
  • MS-Office Excel 2016
  • DropBox
  • LINE PC版
  • Google Chrome
  • 秀丸
  • WinSCP
  • Teraterm

たまに開発用で以下のMySQLサーバを立てて作業することがある。

  • MySQL Server
  • MySQL Workbench

前述のアプリを使いながら感じたのは、正直なところ、CPUパワーとメモリ量が圧倒的に足りない。
どのアプリが食っているか詳細にはしらべていないが、前述の常時起動アプリを全稼働させて、Chromeのタブを数個開くとマウスがカクつきだす。
そもそもアプリ起動にももたつく(ただWindowsの起動は鬼のようにはやい、さすがWindows10だ)。
Excel作業などもストレスになるとは言わないまでも、重いのが実感できる。内容タップリのブックをExcel作業しようとすれば、さらに動かないだろう。

たまに開発作業でMySQL Serverを立てることがあるのだけれど、これが顕著にパフォーマンスを下げる。MySQLで仕事しながらThunderbirdでのメール確認はものすごいストレスになる。動かなくなることはないが、数秒のタイムラグが発生する。

まだ試してはいないがEcrips、Android StudioやVisual Studioなどの開発環境を快適に動かすのはまず無理だと思ったほうがいい。できなくはないがかなりの高ストレスになるだろう。はじめからこれらのIDEでの作業を想定しているならもっとパワーのある違う機体にすべきだ。

ただし、これらは元からわかっていたことだ。
このASUS VivoBook E200HAはすこしましなタブレット機レベルのパフォーマンスしかないのだから。

それを補って余りあるのが本体の軽さとバッテリーの持ちだ。
丸一日充電せずに出先でフル作業できるのだから大したもんだ。
それが本体の軽さにも拍車をかける。なにしろ電源を持ち歩かなくてよいのだからさらにカバンの重さを軽くさせる。

一方、購入当初から懸念事項であった本体ストレージ容量だが、これも足りないことは足りないのだが、3か月ハードに使っていて容量が足りないと感じたことは全くない。
そもそもCPUパワーとメモリに余裕がないので、そこまでいろいろなアプリやデータを持ち歩くことができない。
今の私のマシンでは、いろいろなアプリをインストールしてもメインストレージは3~4GBの空きがあるし、さらに、4000円~5000円程度で購入できる128BGのSDXCカードを1枚さしているので、映画の10~20本ぐらい余裕で入る(そもそも快適に映画を見れるPCではないが、夜のお供などに)。

「ブラウジングとメールチェックだけしか使えない」と言われた低価格ネットブックにしてはちゃんと仕事になっている。
3万円強の出資に見合ったリターンが得られていると自信をもって言える。

ASUS VivoBook E200HA ダークブルー

ASUS VivoBook E200HAの機体外観や機体デザインについて

私はゴールドを購入した。ゴールドはかなりMacBook Airを意識したつくりになっている。が、質感がかなりチープだ。
外観についてはあまり期待もしていなかったし、使えればよいと思っていたし、そもそもMacBookAirそんなに好きじゃないし、でそこまで気にならない。でもどうせならブルーを買えばよかったなと思っている。ゴールドはチープさはかなり目立つ。まぁPCなんてきれいに飾り立てるものでもないし、私は文房具感覚で使い捨てにするつもりでこのPCを購入したので、機体外観や機体デザインについてはまったくマイナスにはならない。

ASUS VivoBook E200HA ホワイト

以上のことから、機体のパフォーマンスを考慮したうえで、ある程度使い方を限定できるならば、非常におすすめできるノートPCだ。ただ、万人におすすめできるPCではないことはご注意いただきたい。