関連企業や自社組織のコミュニケーションツールとしてLINE WORKSの導入を検討している。そこでLINE WORKSの仕様をいろいろ調べてみた。その調査結果第1弾をお伝えする。
アカウント1つで複数の組織には所属できない。
例えばメインで「A」というアカウントを作っていて、自分が管理者となっている場合、「A」というアカウントで他の組織の一般アカウント(非管理アカウント/一般社員扱い)に登録する(招待を受ける)ことは出来ない。もちろんながら「A」というアカウントが一般アカウント(非管理アカウント/一般社員扱い)であっても、他組織のアカウントに参加することはできない。つまりLINE WORKSにおいては「1アカウント=1組織」となっている。
スマホアプリでは複数アカウントを切り替えられる。
前述の通り、同一アカウントで複数組織には所属できないが、スマホアプリでは別のアカウントをワンクリックで切り替えることが可能。例えば「A」というアカウントで自社組織を運営しているが「B」というアカウントで別の会社の一般ユーザとして参加する(招待を受ける)ことが可能。また、スマホ版であればAとBをワンクリックで切り替えることが可能。
スマホアプリでは複数アカウントの通知がすべて来る。
前述のスマホ版でAとBのアカウントを登録していた場合、「A」アカウントを有効にしている状態でも「B」アカウントの通知がくる。
PCアプリでは複数アカウントを切り替えられない。
逆にPC版では前述のAとBのアカウントをワンクリックで切り替えることはできない。切り替えるためには再ログインが必要。
PCアプリでは複数アカウントの通知は一切来ない。
前述の通り、PC版ではアカウント切り替えができないので、現在ログインしているアカウントの通知しかこない。
PCアプリでは管理設定は出来ない(WEBに飛ばされる)。
PC版では管理設定ができない。管理設定をするためにはWEB画面から行う。つまりちょっとした設定を行うにはすべてWEBのブラウザ画面から行うこととなる。
アカウントは管理者が管理画面から削除できる(他人を削除できる)。新規作成も可能。
管理アカウントが一般アカウント(一般社員など)を管理画面から削除することもできる。また、管理者が管理画面から事前に一般アカウントを作成しておくことが可能で、作成したアカウントを何かしらの方法で通知してログインさせることが可能。
アカウントを削除すると10分ほどで当該アカウントはログアウトされて使えなくなる。
管理アカウントが一般アカウント(一般社員など)を管理画面から削除した場合、10分ほどで削除したアカウントは使用不能になる(強制ログアウトされて以後ログインできなくなる)。ただし一定期間は「削除キャンセル」が可能。
他組織アカウントを自組織グループに参加させることはできない。
他組織のアカウントをアドレス帳に登録して1:1のトークは可能だが、他組織のユーザを自組織の「グループ」に参加させることはできない。つまり、他組織のユーザをアドバイザー的な位置づけでグループトークに参加させることはできない。前述の例でいえば、「A」というアカウントで作った組織のグループに「B」という組織に参加しているユーザを含めることはできない。この場合、A組織側でユーザ追加した上で「自組織のユーザ」としてグループに参加させるしかない。